写メ日記

春はぼたもち

2022/03/23 20:30:52

    3月23日。もうすぐお彼岸も終わりです。
朝から思い立ったように、仏壇を綺麗に掃除しました。そして、ぼたもちをお供えしました。

 お彼岸の時期によく売られている「ぼたもち」ですが、同じようなものに「おはぎ」というものがもあったことに気づきました。
お供えしたぼたもちを見ていると、おはぎとどこが違うのだろうと不思議に思いました。
こし餡と粒餡の違い?大きさや形の違い?作り方の違い?などと思いをめぐらせましたが、結局はよくわかりませんでした。

 調べてみると、おはぎとぼたもちの違いは季節にあるようです。
お彼岸は年に2回あり、3月の春分の日を挟んで前後3日が春のお彼岸、9月の秋分の日を挟んで前後3日が秋のお彼岸となります。
まず春のお彼岸にお供えするお菓子は、ぼたもちです。ぼたもちという名前は、その季節に咲く牡丹の花に見立てて「牡丹餅」と名付けられました。これが後にぼたもちとなりました。
一方、秋のお彼岸には萩の花が咲くので、おはぎという名前がついたといわれています。

 以前、高野山の尼寺を訪れた際に「お彼岸の過ごし方」というお話を聴きました。
「仏の教えに従って精進すべき時期。だから、些細なことで腹を立てたりせず心安らかに過ごすこと。」というようなお話でした。
 お彼岸は、今日を入れるとあと2日です。
遅ればせながら、甘いぼたもちでも食べてイライラすることなく、安らかな心で過ごそうと思いました。






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