写メ日記

予想の斜め上

2022/10/08 05:47:44

 
 おはようございます。
昨日はぐずついたお天気で、晴れていたのは北海道と沖縄だけだったようです。
気温も低いとは聞いていましたが、予想の上を行くものでした。
今日は、少しましになるといいのですが…。

 前述の「予想の上を行く」という言葉は、想定していた結果よりも一歩進んだまたははるかに超えたさまを表現する時に使われます。
ところがこの言葉、「斜め」がポイントの新しい慣用表現であるらしいものに変わっている例を、時々目にします。
それは「予想の斜め上を行く」というものです。

 「予想の斜め上を行く」というこの言葉、ある人気漫画家が出発点という人がいれば、ネット上に自然発生したという説もあります。
そこらにはない驚きを込めるようで、「ナナメ上」というキャッチコピーを観光振興に用いている都市もあります。
いい意味で予想を裏切られた時に使われます。
斜め上を行く、右肩上がりの驚くような効果をねらって考えられたものなのかと思ったりもしていました。

 そう思うと、「上を行く」というよりも「斜め上を行く」方が、勢いを感じます。
さらに、ちょっと目が離せないような雰囲気もあります。
そして「斜め」がついた方が、水平&垂直のような決まりきった枠にはまらない、遊び心があって愛嬌があるようにも思います。

 新しい言葉には、何かやんわりとしたものをいつも感じます。
この感じが、単なる情報伝達ではなく、どこか人間らしさを思わせるのかもしれません。

 では「斜め」感覚でいくと、悪い方向に予想が裏切られた時は、どう表現するのでしょうか。
もしかしたら、「予想の斜め下を行く」というのかもしれませんね!

 今日も、素敵な一日になりますように!

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