写メ日記

秋風誘う萩の花

2023/09/22 07:01:03


おはようございます。
一昨日から、彼岸の入りです。
早速、我が家の仏壇の掃除をしました。
綺麗になったところで、いつもより少し豪華なお花を飾ると、自分の気持ちまでもがスッキリと華やぐようでした。

彼岸のお供え物の定番といえば、ぼた餅かおはぎでしょう。
和菓子としては同じですが、春と秋で呼び分けることが多いです。
ぼた餅は春に咲く牡丹。おはぎは秋に咲く萩の花にちなむとされて、江戸時代に広まったといわれています。

ですが実は、春と秋だけではなく、夏と冬の呼び名もあるそうです。
夏は「夜舟」、冬は「北窓」です。
餅米をつかず、つぶして作ることから「着き知らずの夜舟。寒い時期には視線を天体に変え、「月知らず」の北窓。
年がら年中、食べる理由をを探しているようで何だかおもしろいです。

「梨腹も ぼた餅腹も 彼岸かな」
五七五の兼ね合いでぼた餅になりましたが、季節はずれの猛暑が続く今年には、ぴったりでしょう。
このみずみずしい果物が、暑すぎる日々の締めくくりになるかどうか。
気象庁は彼岸過ぎには高温は一服する、と予想しています。

萩の花は、各地の名所で開花が遅れ気味のようです。
この花は、朝夕の気温が下がったときに一気に開きます。淡い赤紫の花弁で、残暑の終わりを教えてくれるらしいです。

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