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水無月

2022/06/01 07:03:29

拝啓 道行く人の服装も軽やかで、初夏を感じる今日この頃でございます。
お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

 6月になりました。6月は旧暦では水無月と呼び、今では6月の別名として用いられています。
英語の月名Juneは、ローマ神話のジュピターの妻ジュノーが由来とされています。このジュノーが結婚生活の守護神であることから、June bride 、6月に結婚すると幸せになれるといわれています。
冷え切っていたブライダル業界ですが、この6月は、ピュアな花嫁さんがあちこちで見られるかもしれません。

 また6月の和菓子、水無月をご存知ですか?
三角のもちもちっとしたういろうの上に小豆がのっている和菓子です。
水無月は室町時代に宮中で行われていた氷の節句で食べられていた和菓子です。旧暦の6月1日に氷を食べれば夏バテを防ぐという風習がありました。
当時、氷は高級品であったため、その代わりとして氷に似ているお菓子を作ったのが水無月のはじまりだそうです。
私は水無月はあまり好きではなかったのですが、そのいわれを知り、6月にはよく食べるようになりました。

 6月といえば、梅雨入りが間近に迫っています。ジメジメとした鬱陶しい日が続き、「梅雨」と聞くだけで何だか憂鬱になります。
 そんななかでも雨に似合う花、紫陽花は綺麗に咲いています。
紫陽花は英語名で「ハイドランジア」といい、「水の器」という意味です。いつも体内に水をたっぷりと蓄えているところから名づけられたそうです。雨が大好きな紫陽花は、雨が降ると生き生きとして見えるのも当然ですね。
また一通、紫陽花の便箋でお礼のお手紙を書かないといけません。

 暖かくはなってきましたが、梅雨が近づいております。どうぞご自愛ください。
                  かしこ

 
 

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