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紫鈴

2022/06/14 07:23:04

 おはようございます。
予報通りの雨です。 

 スマホに保存していた画像のなかに、思い出深いそして味わいも深いワインの写真を見つけました。
そのワインとは「紫鈴rindo」という赤ワインです。

 日本画家、竹内栖鳳が愛した私邸の名残を感じるイタリアンレストラン。
私が「紫鈴rindo」と出逢ったのはここでした。
「イタリアンにはやっぱりワイン?」と思いながらも、何を頼んでいいかわからなかったので、まずはスパークリング、そして白ワインとグラスでいただきました。
そろそろ赤ワインという時に、ソムリエの方に「どちらかといえば辛口、ちょっとコクがあって口の中ではまろやかに広がる感じ?」とまるでアサヒスーパードライのキャッチコピーを真似たように伝えただけでした。そして、すすめられたのがrindoでした。
なぜか、その時の気分にピッタリのワインでした。

 rindoはカリフォルニアのワインですが、ゲームの会社カプコンの創業者、辻元憲三氏が送り出したワインです。
 「凡庸なワインか世界最高峰のワインか。ワインもゲームと同じで、生きるために不可欠なものではない。だからこそ、一番いいものを作らないと見向きもされなくなる。」さすがはカプコンのCEO、言葉も奥深いと思いました。

 深みとしなやかさをあわせ持つ繊細な赤ワイン、紫鈴の紫は高貴なものを示す色、上質な葡萄を象徴しています。そしてワインと同じ名前を持つ竜胆は、秋の晴天の時に咲く藍と紫の釣鐘型の花です。
葡萄の果実をその花になぞらえ、「紫鈴rindo」と名付けられたそうです。
 外観は鮮やかな深みのある赤。芳香な雫、エレガンスな香り。カリフォルニアワインですが、竜胆の花のイメージに似つかわしく、しなやかでたおやかな魅力も感じました。

 竜胆の花言葉には「誠実」という言葉もあります。
「最高のワインをひとりでも多くの人に愉しんでいただく」という信念を誠実に貫き生まれたワインだと思うと、さらに味わいが深まるようでした。

 後でわかったことですが、このワイン結構高いらしいです。置いてるお店も少ないそう。
またぜひ飲んでみたいと思っていたのですが、ちょっとお財布には厳しいワインです。

 今日も、よい一日をお過ごしください。

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