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切ない恋の物語

2022/07/07 05:56:58

 おはようございます。
昨夜は寝るのが遅かったのですが、お天気が気になって、いつもの時間に起きて朝活ウォーキングをしてきました。
むしむしとした暑さにも負けず、気持ちのよい汗をかくことができました。
今日は、何かいいことがありそうな予感?

 7月7日、今日は七夕です。
七夕の日には、願いごとを書いた色とりどりの短冊や飾りを笹の葉につるし、星にお祈りをする習慣が今も残っています。
みなさんも子どものころ、たくさんの短冊をつるして、織姫と彦星に願いごとをしたのではないでしょうか。

 琴座のベガと呼ばれる織女星は裁縫の仕事、鷲座のアルタイルと呼ばれる牽牛星は、農業の仕事をつかさどる星と考えられていました。
この2つの星は、旧暦7月7日に天の川を挟んでもっとも輝いて見えることから、中国ではこの日は一年に一度のめぐり逢いの日とされました。
広い広い天の川を挟んで夏の夜空に輝く七夕の星、織姫と彦星。
そして、その星からは切ない恋の物語が生まれました。

 天帝の怒りにふれ、ふたりは天の川を挟んで離れ離れにさせられてしまいました。
織女は、毎日泣いて暮らしました。
牽牛は、悲しさのあまり家に閉じこもってしまいました。
その様子を見かねた天帝が、年に一度だけ逢うことを許してくれたのです。
こうして、一年に一度だけ逢える日、7月7日は、織女と牽牛にとって待ち焦がれる日となりました。

 七夕の夜、少しでも雨が降るとふたりは逢えないといわれています。
今日は、逢うことができるのでしょうか。
天の川は、晴れた夜に乳白色の微光を放ち、川のように見える星の群れです。
逢えなかった間の溢れんばかりの思いを胸に秘め、星の群れをかき分けながらふたりの距離が少しずつ縮まっていくのが目に見えるようです。
手を動かすたびに、足を一歩進めるたびに、小さな星のひとつひとつがキラキラと光り、天の川はいつも以上に輝くのでしょう。

 どうやら、一年ぶりの逢瀬は叶いそうです。

 今日も、よい一日をお迎えください。


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