写メ日記詳細写メ日記詳細

思い出巡る宵々山

2022/07/15 05:48:33

 おはようございます。
祇園祭の真っ最中などということはすっかりと忘れてしまい、いつもの朝を迎えました。
今日はいつもより30分早く家を出なければなりません。
朝の30分は貴重な時間です。
抜けのないよう昨日からのシミュレーションはばっちりです。
朝からこれだけ頑張っていると、いいことがあるかな?

 昨日の夕方、京都駅で降りると、たくさんの人でごった返していました。浴衣を着た若い女の子をたくさん見かけました。浴衣のカップルも結構いたように思います。
子ども連れの方や観光に来られた方など、とにかく賑やかでした。
コンコンチキチン コンチキチン のお馴染みの祇園囃子が鳴り響いていました。
毎年、これで思い出します。
「そうだ、祇園祭だったんだ」と。

 いつもなら祇園祭の期間、宵山から山鉾巡行が終わるまでは、お祭りで大賑わいのエリアには近づかないようにしています。
ですが、いつもは避けていた祇園エリアにちょっとだけ脚を踏み入れてしまったことは、はたしてよかったのか悪かったのか。

「鳴り響く 祇園囃子に 誘われて
          思い出巡る 宵々山に」
もうだいぶ以前、宵山に行ったときの懐かしい思い出が、祇園囃子の音に合わせて、つぎつぎと浮かび上がってきました。 
あの頃は、友だちと歩いているだけで楽しかったような気がします。ただお祭りを見ているだけで、その場にいるだけで心が満たされていたように思います。
そして、その頃に聞いた祇園囃子は、歴史と伝統の重みを感じる音ではなく、リズミカルで軽やかな音に聴こえていたことでしょう。

 やっぱり、来てみてよかったと思いました。
久しぶりに祇園祭を間近に観て、夏本番を感じながら古都の伝統文化を実感しました。
でも今は、歩行者天国を歩くパワーはありません。
その代わりに今の私が感じる祇園囃子を心に刻みながら、十代の頃の懐かしい思い出巡りができました。
もちろん今の私は、美味探求しながらの巡行でした。

 今日も、よい一日をお過ごしください。

copyright © Amore Dolce All Right Reserved