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夏の大三角

2022/07/20 05:38:32

  おはようございます。
昨日の雨は、かなり大きいものとなりました。
ちょうど講演を拝聴している最中に、一斉にスマホの警戒情報の着信音が鳴り響いていました。
電車のダイヤも荒れ模様でした。
今日は雨ではなさそう。
お天気のせいではないですが、ちょっといつもよりお洒落をして出かけようかなと思っています。

 「夏の大三角」をご存知でしょうか。
夏の大三角とは、春から秋にかけて明るい3つの星が天の川をまたいで三角形に見えることからついた呼び名です。星座ではありません。
天の川を挟んで向かい合わせのように見える星が、こと座のベガとわし座のアルタイルです。
そして、天の川のなかにあるのが白鳥座のデネブです。
この3つの星を結んだものが、夏の大三角です。

 夏の大三角の星たちは、七夕の星でもあります。七夕伝説に出てくる織姫と彦星は、ベガとアルタイルのことです。
年に一度天の川を渡るときに、どこからか現れるカササギが、ふたりのために橋を架けるといわれています。
このカササギが白鳥座のデネブです。
ベガとアルタイルに並んで輝く白鳥座は、実際に天の川に橋を架けるかのように翼を広げています。

 白鳥の真っ白な翼で結ばれたふたりの軌跡は、宝石を散りばめたようなスターダストに見守られながら、美しく輝ける星の世界の恋物語となりました。
「美しの 銀河を渡り 恋語る
         ふたりを結ぶ 夏の三角」
無限に拡がる宇宙の神秘に、魅せられた気持ちにでした。

 年に一度しか逢うことができない織姫と彦星ですが、このベガとアルタイルのふたつの星についておもしろい話があります。
ベガとアルタイルの距離は、16光年離れています。つまり、151兆km離れていることになります。
16光年は光の速さをもってしても、16年かかります。織姫と彦星が一年に一度の逢瀬を叶えるためには、光の速度よりも早く移動しないといけません。
もしかしたら、ワープでもしているのでしょうか。

 まだまだ宇宙は、未知の世界です。
今なお銀河はかなりの高速で移動し、宇宙空間はさらに拡がっています。
無限に拡がる宇宙を思うと、素敵な夢を抱いて毎日を過ごしたいなと思いました。

 今日も、よい一日をお過ごしください。

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