HOTひと息、Coffee Blake。

今日までお盆休みの方、たくさんいるみたい。
駅は、キャリーケースをゴロゴロさせている人でいっぱい！だから、歩くのがたいへん。

でもこのお盆は、久しぶりに外国人観光客をよく見かけました。

 　おはようございます。
今日からお仕事という方が多いのではないでしょうか。
お盆休みはあっという間に終わってしまいましたが、いつもの平日に戻ったこと、少し嬉しいところもあります。
今日は、京都は五山の送り火です。
もう夏も終わりに近づいています。

　五山の送り火は毎年8月16日に行われ、京都に夏の終わりを告げてくれます。
お盆に帰ってきたご先祖を送り返すための宗教行事で、京都の市街地を囲む「大」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の五つの山に火が灯されます。

　五山の送り火といえば、「大」のイメージを持つ方が多いです。
私もそうでしたが、ある年にご招待いただいた場所から、５つのうちの４.７まで観ることができました。圧巻でした。
全体が見えなかったのは、確か鳥居形だったのではないかと思います。

　「大」はかなり見慣れていましたが、「妙法」に火が灯されるのを見た時は感動の瞬間でした。
一筆一筆と筆を入れるかのように松明に火が灯されていきます。全ての対松に火が灯り、最大限の明るさになった瞬間に「妙法」という文字が暗闇にくっきりと浮かび上がるという幻想的な世界でした。
この素晴らしい体験ができたことに、今でも感謝しています。

　五山の送り火がすべて見える場所というのはなかなかありませんが、私が見た場所は、たまたま京都御所の近くだったから４.７も見えたのです。
私にとっての五山の送り火は、御所が中心となっている京都を改めて実感するとともに、夏の終わりをしみじみと感じる行事です。
今年は、帰りにでもチラッと「大」が見えるかしら？

　今日も、よい一日をお過ごしください。