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栗よりうまい十三里

2022/10/13 05:51:49

 
 おはようございます。
今日、10月13日はサツマイモの日です。
デパ地下の野菜コーナーには、収穫の秋の代表であるサツマイモがいろいろ並んでいます。
また私がよく行くカフェの新作パンにも、サツマイモを使ったパンやスイートポテトが顔見せをしていました。
私は、サツマイモだったら焼き芋がいいかな?

 江戸時代、初めて京都に焼き芋屋さんが登場したそうです。
当時のさつまいもは、蒸し芋で食されていましたが、焼いたさつまいもが栗の味に似ていたことから、「栗(九里)にはやや及びませんが」という洒落で、焼き芋屋さんの看板には、「八里半」と書かれていたそうです。

 その後、京都の焼き芋は江戸に伝わり、京都と同じように焼き芋屋さんは「八里半」の看板を掲げていました。
ところが、ある焼き芋屋さんが「十三里」と名づけたところ、「栗(九里)より(四里)うまい十三里」という洒落が江戸っ子にうけて、大ヒット商品となりました。
それから、「さつまいも=十三里」となったそうです。

 そのような事情から、今日13日は「さつまいもの日」となりました。

 先日、安納芋をいただきました。
安納芋は甘くて美味しいので、以前は農家からお取り寄せしたこともありました。
たくさんあったので、天ぷらにしたりコロッケにしたりしました。どれもこれも甘味があって一味違いましたが、やはり一番美味しかったのは焼き芋でした。
というわけで、いただいた安納芋で焼き芋にチャレンジしました。

 久しぶりに使う焼き芋器を出してきて、芋を並べて蓋をしました。
弱火から中火で時間を測りながら、芋をひっくり返しながら、中まで火が通るのをひたすら待ちました。
焼いている間にも、甘〜い香りに食欲がそそられます。ジュワーっと滲みでる蜜にも、甘〜い誘惑を感じます。
やっと菜箸がスッと通るまでに、柔らかく焼き上がりました。かなり頑張ったので、糖度はより高くなっていると思われます。

 できたての焼き芋をふたつに割ると、割れ目からほんわかと湯気が立ちました。割れ目から見える色合いからも、美味しさが伝わってくるようでした。フーフーしながら、パクっと一口いただきました。
しっとりした焼き上がりに、クリーミーな食感、口の中でトロける甘さ。 
まるで芋クリームのようでした。
畑のスイーツと呼ばれる味わいに舌鼓。
やっぱり焼き芋にするのが一番美味しいです。

 美味しい安納芋、そして旬の味わい、ごちそうさまでした。ぜひまた食べたいです。

 今日も、素敵な一日になりますように!

 

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