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ユーモアのレッスン

2023/01/23 06:52:09


おはようございます。

今朝の新聞にある本の紹介がありました。
それは英文学者である外山滋比古の「ユーモアのレッスン」でした。
舞台は片田舎の駅で、いつもバラバラの時刻をさす2つの時計がありました。
苦情を言う乗客に、駅長が泰然と答えました。
「同じ時間だったら2つある甲斐がありません」と。

腹立たしいジョークにもとれますが、気持ちに余裕があればこれも上品なしゃれであると捉えることができるのかもしれません。
洒落ていて気の利いたユーモアは、人間関係を良い方向へと導きます。
ユーモアは冗談を言って人を大笑いさせるものではなく、嫌がる人をターゲットにして笑うことでもありません。
笑いの中に相手への気遣いや品が感じられるものだと思います。

そもそもユーモアは洗練された言葉のうえに成り立つもの、なかなか一朝一夕で習得できるものではありませんが、ユーモアの意味がある程度わかっていると、心がけることはできると思います。
ユーモアを発揮する側になることも大切ですが、まずはユーモアを感じることができるような心のゆとりを持ちたいものです。

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