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名乗り訓文化

2023/02/05 07:30:57


おはようございます。

新聞でキラキラネームに関するニュースを見つけました。
その中で、漢字の読み方で名乗り訓があることを知りました。
漢字の読み方には、音と訓があると習いましたが、それとは別に名乗り訓、つまり人の名前に限って習慣的に使われてきた読み方があったのです。

例えば、「夏美」という名前は誰もが「ナツミ」と読みますが、このように「美」を「ミ」と読むのは、ずっと音読みだと思っていましたが、「ミ」という読み方は、音でも訓でもなく名乗り訓でした。
また古くは、鎌倉幕府を開いた源頼朝の「朝」を「トモ」と読むのも、音や訓から外れた名乗り訓の文化でした。

少し大きめの漢和辞典には名乗り訓を載せているものも多いですから、名付けの時はそれを見れば正しい読み方の名前を作れます。
ただし名乗り訓の中でも、あまり馴染みのない読み方のものをうかつに使うと読めない名前になってしまいます。

名前をどう読ませるかは常識で考えることであり、わざわざ法律で定められていませんが、今回、名乗り訓文化は尊重しながらも、読み仮名の許容範囲が制限されるようです。
「高」を「ヒクシ」、「太郎」を「マイケル」はダメで、「騎士」を「ナイト」はOKです。
改正の意味が、何となくわかるようです。

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