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うなぎの蒲焼き関西風

2023/07/12 07:37:08


おはようございます。

お中元に、鰻の蒲焼きをいただきました。
特別な日以外は、わざわざ買ってまで家で食べる機会は減りましたが、やっぱり美味しいです。
鰻は日本人とは長〜いお付き合いですが、蒲焼きは、江戸時代後期にみりんが普及し庶民に広まったそうです。
江戸の鰻屋ランキング「江戸前大蒲焼番付」では200軒超が名を連ねていて、当時の人気がうかがえます。

武士が多かった関東では、切腹を連想させる腹開きが忌避されて背開きにされます。一度蒸すのでふっくらとした食感が特徴です。
一方、関西では商人が多く、「腹を割って話す」ことが好まれ、腹開きが主流になりました。時間をかけて焼くので、表面の香ばしさにとろりとしみ出た脂も楽しめます。

ところが残念なことに、今は鰻の高騰が続いています。
鰻の蒲焼きの平均価格は、ここ10年ぐらいで2.5倍にまで上昇しているそうです。
ですから、土用の丑の日には、ナマズの蒲焼きやサバ、サケ、イカなどの蒲焼きを見かけるようになりました。この代替え品もまた結構売り上げを伸ばしているみたいです。

でも、やっぱり鰻の蒲焼きがいい。
あのパリッとしてジュワッとした味わいは、鰻ならではのものだと思います。
より良い養殖方法が早く見つかることを願っています。
今年の土用の丑の日は、7月30日。
高くても、この日は美味しい鰻を食べたいと思います。

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