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小さな恋の物語

2022/03/07 20:51:15

 3月7日の今日、六曜では赤口です。
仏滅に続くよくない日、または仏滅を超える大凶日とされています。
そんな縁起のよくない日だったのですが、ウエディングブーケを手にした花嫁さんを見かけました。
今時の結婚式はあまりお日柄が良くない日に行われることは珍しくないようです。
ただ、赤口は11:00〜13:00までの昼時は吉とされています。
私が彼女を見かけたのも、それくらいの時刻でした。


 ブーケを手にした彼女の目からは、涙がこぼれていました。

 幼いころから、ずっとあなたが好きでした。
優しくて、カッコよくて、野球が好きで、女の子にも男の子にも人気があって…。
いつもみんなに囲まれているあなたを、こっそりと見つめることしかできない私でした。

 そんなあなたに、勇気を出してバレンタインの日にチョコレートを渡しました。
翌日、私のものだけを受け取ってくれたことを知りました。
すごく嬉しくて、私のことを特別に思っていてくれたことに、舞い上がるような気持ちでした。
あなたが好きです。
幼いころの小さな恋の物語でした。

 時は流れ、偶然にもあなたに再会することができました。
「久しぶり!」と声をかけてくれたあなたは、すっかり大人の男性になっていました。
でも、澄んだ瞳、左頬の小さなほくろ、爽やかな笑顔はあの時のままでした。
胸の鼓動が高鳴り、幼いころのピュアな恋心に導かれるかのように、小さな恋はついに美しい花を咲かせました。
その花の甘い香りには、懐かしい可愛らしい恋の思い出がほのかに漂っていました。

 小さいころから好きだったあなた。
遠回りはしたけれど、やっと結ばれることができました。
私、きっと幸せになります。

 涙に濡れた彼女の顔は、大輪のカサブランカのように美しく輝いていました。
そこには、純真無垢な心がそのまま表れているようでした。
 
 ブーケを手にした花嫁さんを見て、勝手な物語を作ってしまいました。
ふたりで幸せの扉を開き、これからの長い人生、手を取り合いながら歩んでいくのでしょうね!
春の光のようにキラキラ輝いている彼女が、とても眩しく見えました。
 素敵なシーンを目にした後は、私までもが華やいだ気分になりました。

小さな恋の物語

2022/03/07 20:50:20

 3月7日の今日、六曜では赤口です。
仏滅に続くよくない日、または仏滅を超える大凶日とされています。
そんな縁起のよくない日だったのですが、ウエディングブーケを手にした花嫁さんを見かけました。
今時の結婚式はあまりお日柄が良くない日に行われることは珍しくないようです。
ただ、赤口は11:00〜13:00までの昼時は吉とされています。
私が彼女を見かけたのも、それくらいの時刻でした。


 ブーケを手にした彼女の目からは、涙がこぼれていました。

 幼いころから、ずっとあなたが好きでした。
優しくて、カッコよくて、野球が好きで、女の子にも男の子にも人気があって…。
いつもみんなに囲まれているあなたを、こっそりと見つめることしかできない私でした。

 そんなあなたに、勇気を出してバレンタインの日にチョコレートを渡しました。
翌日、私のものだけを受け取ってくれたことを知りました。
すごく嬉しくて、私のことを特別に思っていてくれたことに、舞い上がるような気持ちでした。
あなたが好きです。
幼いころの小さな恋の物語でした。

 時は流れ、偶然にもあなたに再会することができました。
「久しぶり!」と声をかけてくれたあなたは、すっかり大人の男性になっていました。
でも、澄んだ瞳、左頬の小さなほくろ、爽やかな笑顔はあの時のままでした。
胸の鼓動が高鳴り、幼いころのピュアな恋心に導かれるかのように、小さな恋はついに美しい花を咲かせました。
その花の甘い香りには、懐かしい可愛らしい恋の思い出がほのかに漂っていました。

 小さいころから好きだったあなた。
遠回りはしたけれど、やっと結ばれることができました。
私、きっと幸せになります。

 涙に濡れた彼女の顔は、大輪のカサブランカのように美しく輝いていました。
そこには、純真無垢な心がそのまま表れているようでした。
 
 ブーケを手にした花嫁さんを見て、勝手な物語を作ってしまいました。
ふたりで幸せの扉を開き、これからの長い人生、手を取り合いながら歩んでいくのでしょうね!
春の光のようにキラキラ輝いている彼女が、とても眩しく見えました。
 素敵なシーンを目にした後は、私までもが華やいだ気分になりました。

桃の節句

2022/03/02 18:37:22

 「キャー、寒い!」という可愛い声が、私の後ろの方から聞こえてきました。
その声の主は、お揃いのベージュのコートを着て、お母さんと手を繋いで歩いていた小さな女の子でした。
 3月になり、暖かな春の陽射しを感じるようになりましたが、吹く風はまだまだ春にはなりきっていないようです。
女の子は駅から外に出てきて、コートの裾がふわっとめくれるような風に驚いたのでしょう。

 明日、3月3日は桃の節句です。
女の子のために雛を飾る祭りの日です。
この日は女の子の健やかな成長をお祝いするためのもので、雛人形や桃の花を飾り、祝い膳を食べます。
 桃の節句のルーツは中国にあるそうですが、雛人形を飾る習慣は日本独自のものだと考えられています。
平安時代の貴族の女の子たちが「ひいな遊び」と呼んでいたお人形遊びと、貴族が桃の節句に行っていた「流し雛」という習わしに由来しているそうです。

 雛人形は、ひな祭りの2〜3週間前には飾り始めます。かつては、5段、7段などの豪華絢爛な雛人形が多く見られました。
でも今は、お内裏様とお雛様だけを飾る親王飾りが多いようです。スペースの都合もあるとは思いますが、手間を考えるおとなの都合もあるのでしょう。
 自分が飾るとなると面倒ですが、雛人形といえばやはり7段の真っ赤な雛壇に、15人の人形を飾る昔ながらの雛人形らしい雛人形に魅かれてしまいます。

 今日は素敵な雛飾りを観ることができました。
京都御所お抱えであった老舗人形店の作品でした。
 「あれっ?お内裏様とお雛様、左右が逆?」
そうなんです。京都は逆なのです。
 平安時代の宮中では、「君子南面す」の言葉どおり親王は南に向かって日出ずる東方に鎮座しました。
そのために、男雛を向かって右、女雛を左に飾ります。
男雛が向かって左、女雛が右のものは、西洋のルールに準じているそうです。
こちらは、女性を守るナイトの精神からだとか。

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