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おらが蕎麦

2022/06/05 07:03:05

  おはようございます。
 朝ウォーキング中、偶然知り合いに会って、おしゃべりをしながら歩きました。
その最中、なぜかざる蕎麦の話で盛り上がりました。やはり暑いからでしょうか。
そのせいもあったのか、急にざる蕎麦が食べたくなり、朝から蕎麦を茹でました。
そんなわけで、朝ごはんは珍しくお蕎麦になりました。

 蕎麦といえば有名な俳句があります。
「信濃では 月と仏と おらが蕎麦」
実はこの句、信濃ではそば屋のキャッチコピーであるという説があります。100年以上もの長い間、そば屋の宣伝をしているそうです。
月とは更科の名月、仏は善光寺の阿弥陀如来、そこに並ぶ蕎麦、信州のお国自慢を端的に言い表しています。
 信濃の蕎麦、初めて食べたのはざる蕎麦でした。
お国自慢の俳句どおり、コシがあって美味しかったことを今でも覚えています。

 「うどん派?それともそば派?」と聞かれると、私はそば派です。暑い夏でも、熱い蕎麦を食べます。
よく注文するのは、にしん蕎麦です。
でも蕎麦自体の違いや美味しさは、やはりざる蕎麦の方がよくわかるように思います。
以前は、ざる蕎麦では物足りないと天ざる蕎麦をよく食べていましたが、蕎麦そのものを味わいたいのであれば、天ぷらは余分な気がします。

 関東の方では、蕎麦屋酒があるそうです。
蕎麦屋でお酒を楽しむというものです。そう言われると居酒屋みたいなものと考えてしまいますが、居酒屋とは一線を画します。
蕎麦屋酒は、お酒のあてとなるのは蕎麦にのせる具などのシンプルなもののみです。それ以外のつまみはありません。そして締めに蕎麦をいただくそうです。
ちょっと行ってみたいなと思いました。
また、日本酒と蕎麦はよく合うそうです。

 これから暑い夏がやってきます。
ツルツルと喉越しのよい蕎麦、特に冷たいざる蕎麦がおそば屋さんの看板メニューになるのでしょう。
お店によって、黒っぽい蕎麦、白っぽい蕎麦、茶蕎麦など見た目もいろいろ、蕎麦粉の割合もいろいろです。
ざる蕎麦でいただくなら、私は薬味たっぷりの十割蕎麦が好きです。

 今日も、よい一日をお過ごしください。

エモい写るんです

2022/06/04 08:07:14

     おはようございます。
ツツジが綺麗に咲いているのを見ました。
鮮やかなピンクがまわりの緑によく映えて、ベストショットになりそうなビジュアルに、朝から心を動かされました。
でも、ちょっと何か変な気が…。
ツツジは確か4月頃に咲く花だったのでは?
私が見たのは、ツツジではなくサツキでした。

 立ち寄ったコンビニで、レジ横に珍しいものが置いてあるのを見つけました。
それは「写るんです」、あの懐かしい使い捨てカメラでした。
少し以前に、使い捨てカメラの人気が復活しているという話を聞きましたが、どうやら若者の間で流行っているみたいです。その理由は、レトロでおしゃれだから!ということでした。
確かに、フィルムカメラなのでレトロな感じはしますが、お洒落というのはちょっと疑問です。
でも、「エモい」を求める気持ちを思うと、レトロ=お洒落になるのでしょう。

 ただ、フィルムカメラはデジカメのようにすぐにパソコンに取り込めるのとは違い現像の手間が面倒で、データで保存できないと思っていました。
ですが、「『写るんです』スマホ転送サービス」という便利なものがありました。
デジカメが当たり前になっている今だからこそ、フィルムカメラ独特の現像までのワクワク感とレトロな色味や質感に人気の秘密があるのかもしれません。

 そういえば写真展に行くと、フィルムカメラで撮影されたものも展示されています。
デジカメとは違うフィルムカメラ独特の質感があり、ちょっと違うな?という印象だったように思います。
 私が見たサツキのピンクと緑がコラボしたアングルも、写るんですで撮るとどうなるのでしょうか。
きっとデジカメのように高解像度の鮮やかなものではないですが、レトロな故郷の味わいを感じるようなショットになるのかもしれません。

 今日もよい一日をお過ごしください。




而今

2022/06/03 11:00:24

 おはようございます。
今日も、快晴です。かなり暑くなりそうです。
朝から家事で動いていると、少し汗ばんできました。
そろそろ、エアコンをつける時期がやってきたなと思っていました。

 新聞を読んでいると面白い記事を見つけました。
人間にとって一瞬とは何秒なのだろうかと考察した生物学者がいるそうです。
答えは18分の1秒らしいです。
映画のフィルムに光が投射されると映像が浮かび上がります。一秒間に18コマの流れでコマの間で暗転を繰り返します。暗転が18分の1秒以内であれば人間は知覚することができず、映像が滑らかに見えます。
そこから「分割できない最小の時間の器」を見出したということです。

 人生は一瞬一瞬の積み重ねだとよく語られます。
先に述べた映像のように明滅を繰り返す18分の1秒のつながりだと思うと、改めて時の大切さが心に響きました。
過去でも未来でもなく、今この瞬間を大切に生きた一コマ一コマが、人生という壮大なドラマとして集大成されるのでしょうね。
そういう意味では、内村鑑三が著書「後世への最大遺物」で語っている「誰もが『自分の人生』という遺産を後世に遺すことができる」という言葉にも実感が湧いてきました。

 ところが、何かと忙しいこのご時世、動画の倍速視聴が流行っているようです。
倍速でもまだろっこしいのか、長編映画を10分ほどの長さに編集した「ファスト映画」というのもあるそうです。
どんな作品かを知るために時間はかけるけれど、じっくり観ながら味わうための時間はもったいないということなのかもしれません。
人生に置き換えると、とても残念なことです。

 哲学者セネカはこう言っています。
「われわれの享ける生が短いのではなく、われわれ自身が生を短くする」と。
先へ先へと急ぐのではなく、今この瞬間を深く味わい
大切にしたいと思いました。
長い人生からみると、ほんの一瞬、たった18分の1秒のような出来事かもしれませんが、その積み重ねが人の心をより豊かなものへと高めていくのだと信じています。
時を慈しみ生きていかなければ、人生は早送りのように過ぎ去ってしまいます。

 18分の1秒、今この瞬間、而今。

 今日も、よい一日をお過ごしください。

初夏の風を感じて

2022/06/02 07:46:49

  おはようございます。
今日も、朝の日差しがとても眩しく感じられます。
洗濯アプリ「ハレホス」からのメッセージ、「昼過ぎまで日差しが強くなるので、厚手の洗濯物もすぐに乾くでしょう」をみて、気分も晴れ晴れです。

 先日、ホテルでのパーティーに出席しました。
ドレスコードを気にしながら出かけるというのは、背筋がいつも以上にシャキッとして、気持ちがいいものです。
さらに、ホテルの雰囲気にはいつも心をくすぐられます。エントランスでのドアボーイの接客、ロビーでの季節感溢れる演出に丁寧なおもてなし、会場までを歩く廊下にさりげなく配されたセンスのよい調度品の数々、そしてその合間にチラッと見える自然豊かな中庭。
ヒト、モノをうまくコーディネートしたサービスに、ちょっとセレブになった気分を味わいました。

 さて、招待をいただいたお礼状を書かなければいけません。
ですが、一番大好きな紫陽花の便箋が見当たりませんでした。
この時期はどうしても紫陽花にこだわってしまうので、面倒臭いですが買いに行くことにしました。
レターセットの売り場には、季節の便箋や封筒、一筆箋やハガキがずらりと並んでいます。
残念ながら、紫陽花の便箋は売り切れてしまったのか見当たりませんでした。

 その代わりに、もう夏真っ盛りのバージョンが並べられていました。
便箋は季節を先取りするといいますが、かなり先行くものだと感心していました。
私は梅雨明けごろから、夏向きの便箋を使います。
朝顔、金魚と金魚鉢、風鈴や団扇、蛙と水などです。
どれもこれも涼しげで、暑い夏の日にほっと一息できる涼を感じていただけるものです。
便箋と封筒、封をするシールも合わせるのが好きです。切手まで合わせたいところではありますが、こちらはちょっと難しいです。

 拝啓からはじまり、時効の挨拶に、近況をお尋ねする言葉。筆がスルスルと滑っていきます。
さて、本題に入ります。
ここからは、伝えたいことにプラスアルファをして、自分自身の素直な気持ちを綴っていきます。このあたりまでくると、書きながら感極まり、表現する言葉のひとつひとつにジーンと込み上げてくる時もあります。
おそらくこれを自画自賛というのでしょう。

 日々の生活のなかで、季節を感じることは心が潤う
ひとときだと思います。
私のように、手紙を書きながら感じることもしかり。旬の食べものを味わうこと、季節のお花を飾ること、季節の和菓子を楽しむこともしかりです。
さらにいえば、6月は衣替えのシーズンです。軽やかな服装になったことも、季節の移ろいを感じることにつながるのではないかと思います。

 今日も、よい一日をお過ごしください。

水無月

2022/06/01 07:03:29

拝啓 道行く人の服装も軽やかで、初夏を感じる今日この頃でございます。
お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

 6月になりました。6月は旧暦では水無月と呼び、今では6月の別名として用いられています。
英語の月名Juneは、ローマ神話のジュピターの妻ジュノーが由来とされています。このジュノーが結婚生活の守護神であることから、June bride 、6月に結婚すると幸せになれるといわれています。
冷え切っていたブライダル業界ですが、この6月は、ピュアな花嫁さんがあちこちで見られるかもしれません。

 また6月の和菓子、水無月をご存知ですか?
三角のもちもちっとしたういろうの上に小豆がのっている和菓子です。
水無月は室町時代に宮中で行われていた氷の節句で食べられていた和菓子です。旧暦の6月1日に氷を食べれば夏バテを防ぐという風習がありました。
当時、氷は高級品であったため、その代わりとして氷に似ているお菓子を作ったのが水無月のはじまりだそうです。
私は水無月はあまり好きではなかったのですが、そのいわれを知り、6月にはよく食べるようになりました。

 6月といえば、梅雨入りが間近に迫っています。ジメジメとした鬱陶しい日が続き、「梅雨」と聞くだけで何だか憂鬱になります。
 そんななかでも雨に似合う花、紫陽花は綺麗に咲いています。
紫陽花は英語名で「ハイドランジア」といい、「水の器」という意味です。いつも体内に水をたっぷりと蓄えているところから名づけられたそうです。雨が大好きな紫陽花は、雨が降ると生き生きとして見えるのも当然ですね。
また一通、紫陽花の便箋でお礼のお手紙を書かないといけません。

 暖かくはなってきましたが、梅雨が近づいております。どうぞご自愛ください。
                  かしこ

 
 

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