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つれづれなるままに

2022/07/16 05:52:18

  つれづれなるままに、日暮し、スマホにむかひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、いとをかしきこともあるかな。

 おはようございましす。
あいも変わらず、蒸し暑い朝を迎えました。
今日は曇りなのようですが、曇りといえども日焼け止めだけはしっかりと塗っておかないといけません。

 ある番組で、日焼け止めクリームが体に与える影響についてのニュースがありました。
紫外線をカットするために、お肌でのビタミンDの合成が阻害されるそうです。
日焼け止めを週に3回以上使用する人は、食べ物からビタミンDをしっかりと接種しないといけないといっていました。
ちなみに、ビタミンDを多く含む食材は、鮭と鰻でした。
もうすぐ土用の丑の日を迎えます。
何だか、鰻が食べたくなりました。

 先日、車のエンジンをかけたときのカーナビのアナウンスに思わず笑ってしまいました。
それは「7月14日、今日は、求人広告の日です」というものでした。
調べてみると、1872年の7月14日、東京日日新聞に初の求人広告が掲載されたそうです。
ちなみに、1853年の7月14日はペリーが黒船に乗って浦賀に来航した日です。江戸幕府の鎖国が終わるきっかけをつくった歴史的な日だったのです。

 このように見ると「今日は何の日?」というのは、なかなか興味深いものです。
平々凡々といつもの生活パターンを続けているかと思えば、日本中が震撼するような出来事が起こっていたときもあります。
もしもタイムワープができるのであれば、歴史的な瞬間を、感動的な一瞬を目におさめることができるのでしょうね。
時空を超えて、人々は今、何を想っているのでしょうか。

 コトコト電車に揺られながら、ふと考えます。昨日の私は?一週間前の私は?
そして、未来の私は?

 今日も、よい一日をお過ごしください。

思い出巡る宵々山

2022/07/15 05:48:33

 おはようございます。
祇園祭の真っ最中などということはすっかりと忘れてしまい、いつもの朝を迎えました。
今日はいつもより30分早く家を出なければなりません。
朝の30分は貴重な時間です。
抜けのないよう昨日からのシミュレーションはばっちりです。
朝からこれだけ頑張っていると、いいことがあるかな?

 昨日の夕方、京都駅で降りると、たくさんの人でごった返していました。浴衣を着た若い女の子をたくさん見かけました。浴衣のカップルも結構いたように思います。
子ども連れの方や観光に来られた方など、とにかく賑やかでした。
コンコンチキチン コンチキチン のお馴染みの祇園囃子が鳴り響いていました。
毎年、これで思い出します。
「そうだ、祇園祭だったんだ」と。

 いつもなら祇園祭の期間、宵山から山鉾巡行が終わるまでは、お祭りで大賑わいのエリアには近づかないようにしています。
ですが、いつもは避けていた祇園エリアにちょっとだけ脚を踏み入れてしまったことは、はたしてよかったのか悪かったのか。

「鳴り響く 祇園囃子に 誘われて
          思い出巡る 宵々山に」
もうだいぶ以前、宵山に行ったときの懐かしい思い出が、祇園囃子の音に合わせて、つぎつぎと浮かび上がってきました。 
あの頃は、友だちと歩いているだけで楽しかったような気がします。ただお祭りを見ているだけで、その場にいるだけで心が満たされていたように思います。
そして、その頃に聞いた祇園囃子は、歴史と伝統の重みを感じる音ではなく、リズミカルで軽やかな音に聴こえていたことでしょう。

 やっぱり、来てみてよかったと思いました。
久しぶりに祇園祭を間近に観て、夏本番を感じながら古都の伝統文化を実感しました。
でも今は、歩行者天国を歩くパワーはありません。
その代わりに今の私が感じる祇園囃子を心に刻みながら、十代の頃の懐かしい思い出巡りができました。
もちろん今の私は、美味探求しながらの巡行でした。

 今日も、よい一日をお過ごしください。

鱧と酔い山

2022/07/14 05:54:25

 おはようございます。
今日、7月14日から16日まで、祇園祭の宵山です。
1100余年の歴史をもつ祇園祭は、京都の夏が開ける7月に、一ヶ月間のすべてをお祭りの期間として行われます。
14日(宵々々山)の夕刻に山鉾に吊られた駒形提灯に火が灯り祇園囃子が鳴り響きます。ここで一気に祭りは盛り上がります。
15日(宵々山)16日(宵山)は、一部が歩行者天国となります。

 京の街では、あちこちで祇園囃子が鳴り響いています。祇園祭りの話が会話の中にも飛び交います。今年は3年ぶりの開催なので、特に宵山からはかなり盛り上がるのではないでしょうか。
祇園祭りといえば鱧です。

 先日、鱧が食べたくて、とある割烹料理店に行きました。店内は、12名ぐらいが何とか座れるカウンターのみですが、個々の感覚を空けているので、7.8名ぐらいで満席という感じ?
間口は狭く奥へと長〜い鰻の寝所そのものです。
カウンターのど真ん中には、この道60年の大将が。その両隣には一番手二番手の板さんが、さらに左右の端っこには三番手四番手がいます。
カウンターの幅を考えると、5人の板前というのはなかなか見ないなと思いました。
また、板さんの序列にも驚きました。

 この道60年の大将は、次から次へと魚を取り出し、匠の技を披露しています。
これこそが、割烹のスタイルであり醍醐味であると食べる前からすでに雰囲気を味わっていました。
かなり頑固そうな厳しそうな顔でしたが、北陸からの直送食材と腕前、サービスは見事なものでした。

 楽しみにしていた鱧、大将には鱧づくしのおまかせでお願いしました。
他のお客様からも入る鱧料理のオーダーに、ザクザクと小気味よい音を立てて、私の目の前で骨切りをしています。
「ザクザクと 骨切る音がして 夏語る
          匠の技に 祇園酔い山」
骨切る音に、店内に流れる祇園囃子、涼しげな酒器に入れられた京都の地酒。
京都の夏の到来を告げているようでした。
「宵山に ほろ酔い気分 京の夏」

 ふと気づけば、五、七、五になっていました。季語も入ってました。

 今日も、よい一日をお過ごしください。




ビアパーティー

2022/07/13 05:33:00

  おはようございます。
いつものように日めくりをめくると、今日は、こんな言葉がありました。
 背筋をのばして
 肩ひじはらず
 すんなりさらさら
 ゆきましょう
 水のように
ぶつかりそうなものがあればスルスルかわして、流れのままに今日一日、すんなりさらさらいきたいものです。

 久しぶりのビアパーティーに参加しました。
張り切ってドレスコードを意識しました。
気合いが入っていたのか、改めてネットでドレスコードについて調べました。
自分ではいつも、下着、アクセサリー、バッグ足元までトータルに決めていると思っていたのですが、まだまだ未熟者でした。
いくつかの新発見がありました。

 ビアパーティーの会場は屋上やガーデンではなく屋内です。だから、肩のあいたマキシワンピはやめました。
企業パーティーは、「ビジネスアタイア」というコードですが、これはあくまでもスーツ。スーツはあまり好きではないので却下。
やっぱり「スマートエレガンス」、ちょっと華やかなワンピースに落ち着きます。ノースリーブは冷えるので七分袖にしました。

 下着、アクセサリー、バッグ、靴もばっちりのはずでしたが、つま先が開いているオープントゥー、サンダル、ミュールはカジュアルな印象になるのでNG、パンプスがベストだそうです。これは、知りませんでした。
ヒールは高すぎても低過ぎてもダメで、3〜5cmの高さのものがいいそうです。
リクルートの黒のパンプスがこの条件にピッタリとはまっているので、ちょっと変な感じがしました。
また、ストッキングは必須です。

 アクセサリーも、ちょっとゴージャスな方がよいのかと思いきや、大振り過ぎず上品なものがお勧めらしいです。アクセサリーのつけ過ぎや派手なものを選ぶと浮いてしまうとか。
でもここだけは譲れない気持ちで、気分を盛り上げるためにもキラキラ輝くものをチョイスしました。

 会場では水のようにするするとすり抜けながら、各テーブルにあいさつにまわりました。
そしてちょこちょこと会話を交わします。
ここぞというテーブルでは、腰を落ち着けてじっくりと話し込みます。
適度な緊張感、さらに一息ついた時にグイッと飲む黒ビールが最高の味わいでした。
やっぱり、夏はビールです。

 今日も、よい一日をお過ごしください。

古都から古都へ

2022/07/12 05:53:44

 おはようございます。
あまりにも暑かったせいか、雨が久しぶりのような気がしました。
でもよく考えると、先一昨日の夕方からの雨、一昨日の朝もその名残りでポツポツと降っていたように思います。
雨の日は、傘をささなければいけないことよりも、靴が選べないのが嫌です。
サンダルやミュールは足元が濡れるし、ヒールも濡れるのは困るし。
やっぱり、長靴?持ってないですが…。

 昨日は、みやこ路快速に乗り古都から古都へ行きました。
着いた先のこちらの古都は、あちらの古都に比べると人は少なめでした。
ですが同じ古都でも、こちらの古都は「日本のはじまり」です。
あちらの古都の賑わいには引けを取っているようですが、こちらの古都には知れば知るほど興味をそそられる王朝浪漫があります。 

「熟田津に 船乗りせむと 月待てば
      潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな」
額田女王の歌です。
天智・天武、ふたりの天皇の寵愛を受けた美しい才女です。天皇からの出兵の合図を固唾を飲んで待つ兵士たちの前で、天皇の言葉を堂々と歌にして詠いあげました。
目指す大陸を指差し、凛として船上に立つ神々しい姿が、大和朝廷の隆盛と重なります。
掘り下げれば掘り下げるほど、こちらの古都のロマンスもなかなかのものだと思います。

 お仕事終えて、あちらの古都へと戻りました。人、人、人でいっぱいでした。
人混みを掻き分けながら、改札を出ました。

 このあちらの古都は、都のあった期間が長かったせいもあるのだと思いますが、総合力が素晴らしいです。
食べに行ったとしても、そこには「食べる」楽しみだけではなく「観る」「学ぶ」「体験する」「買う」「泊まる」楽しみまでが揃っています。
ですから、ピンポイントの観光だけで終わりではありません。じっくりと楽しめます。
層が厚いというか、裾野が広いというのか、わかりやすく言えば、あちらの古都の方が商売上手ということなのでしょう。
 
 もうおわかりだと思いますが、こちらの古都は奈良、あちらの古都は京都でした。

 本日も、よい一日をお過ごしください。

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