写メ日記詳細写メ日記詳細

人気の塩パン

2022/08/28 05:42:04

 おはようございます。
日曜日の朝、ゆっくりとした時間の流れが好きです。
出かけるまでにやることは平日とあまり変わりませんが、ひとつひとつのことに時間をかけて、丁寧にできることが嬉しいです。

 お店に出ている時のお昼は、カフェに入ってドリンクと菓子パンというパターンが多いです。
なのでカフェを見つけると、このお店はどんなパンがあるんだろうと一通り見てしまいます。
生クリームの入ったパンにハマったり、フレンチトースト風のパンにハマったり、また時にはいろいろな種類のサンドイッチを楽しんだりしています。

 そんななかで、どのお店でも人気の上位にランキングされている塩パンが最近とても気になっていました。
塩味だけのパンは美味しくないことはないと思いましたが、菓子パンならではのお楽しみにかけるところがあるように思っていました。

 でも、どの店でもあまりの人気ぶりなので、お昼にチャレンジしてみました。
見た目は普通のクロワッサンのようにクルッと巻いて焼き上げたようなパン。表面の小さい粒はおそらく塩がついているのでしょう。
たったそれだけのシンプルなパンだとタカを括っていましたが、パクっと一口食べてみると、中はふんわりと柔らかく、塩味の中にほのかなバターの味わいがたまりませんでした。

 やはり食べてみないとわからないものです。
癖がなく上品で、みんなに愛されるような味わいに、人気があるのがよくわかりました。
ただ、あまりにもシンプルなのでたくさん食べてしまいそうです。

 今日も、よい一日をお過ごしください。

秋はゆふぐれ

2022/08/27 07:34:33

 おはようございます。
ふと気づくと日の出の時間は5時半少し前。
以前の5時前に比べると、だいぶ遅くなりました。
季節が移り変わろうとしていくのを、こんなことからも感じとることができます。

 万葉の時代からの季節の論争があります。
「春秋の争い」といって、どちらの季節が良いか、好きか、という問答です。
 源氏物語にも、春と秋の対決があります。 
争いや対決といっても、こんな風情があるから春の勝ちとか、こんな花が咲くから秋が好きとかいうのんきな話です。

 春秋対決だけではなく和歌でも春の歌、秋の歌が多いです。夏と冬があまりないのはなぜかなと思ってしまいました。
夏は暑いし冬は寒いから、古代の方々もあまりお好きではなかったようです。
風流な遊びをするにも、気候的に過ごしやすい春や秋に人気があったのでしょう。

 清少納言のように四季それぞれにいいところを見つける人もいました。
ですが、清少納言も自然の記述は「秋はゆふぐれ」から始まる秋が一番長くなっています。
秋が好きだったのはないでしょうか。
さらに古くは、額田女王は和歌のなかで「秋山我れは」と言い切っています。
きっと、秋が好きだったのでしょう。

 私もどちらかといえば秋が好きです。
木々の紅葉や夕暮れの時のもの哀しさにもののあはれを感じる、秋のそんなところが好きです。
明るい春もいいですが、秋好みが多いというのは日本人の美意識のせいなのでしょう。

 今日も、よい一日をお過ごしください。

哲学の道

2022/08/26 06:07:06

 おはようございます。

 昨日は京都の名園を訪ねることができました。
そこから少し歩くと、自然に囲まれた風情ある小道があります。
永観堂の北東方向の若王子神社から、銀閣寺に至る疏水べりの約1.5kmの小道です。 

 ここは日本の道100選にも選ばれ、西田幾多郎が散策・思索にふけったことから「思索の小径」「哲学の小道」と呼ばれています。
疏水の山側は自然の森となっていて、対岸側に桜並木があります。
春は桜、初夏は木々の緑、秋は紅葉、冬は雪化粧と四季折々に変化する美しい道です。

 哲学の道のなかほど、法然院のそばには西田幾多郎が詠んだ歌が石碑に刻まれています。
「人は人 吾はわれ也
   とにかく 吾行く道を 吾は行くなり」
 西田幾多郎の哲学体系は「西田哲学」と呼ばれていますが、体系にその名が冠されるのは日本の哲学者の中では西田幾多郎だけです。

 さまざまな困難や逆境にさらされ続けながらも、それでも最後の瞬間まで「己の存在意義」を自身に問い続けた西田幾多郎の言葉は、「自分らしく生きたい」と願うすべての人たちの心に、力強く語りかけているようでした。

 そんなことを考えていると、銀閣寺に着くころにはスッキリと爽やかな気持ちになれました。
哲学の道、なんともいえない不思議な道です。

 今日も、よい一日をお過ごしください。



一軒家フレンチ

2022/08/25 05:53:18

  おはようございます。
口を開けば「暑い」しか出てこなくなったとき、人に必要な風景って何だろう。
そうだ、京都行こう。

 東京駅で見かけたJR東海のキャンペーンポスターでした。
メインビジュアルは、禅寺の建仁寺。 
残暑厳しい京都ですが、写真を観ていると何となく涼しさを感じます。
それは、古くからの寺社仏閣が作り出す大きな影や風の道のせいかもしれません。
一日離れていただけなのですが、何だかとても懐かしい思いに駆られました。

 懐かしいといえば、先日訪れた一軒家のフレンチレストラン。久しぶりに行く機会ができました。
郊外の住宅地にぽつんとあるいつも変わらない佇まいに、まるで我が家に帰ってきたようでした。
丁寧に接客してくださるスタッフの方々のおもてなしの心にも、ずっと変わらない温かなものを感じました。

 運ばれてくるコース料理の数々、それに合わせてグラスに注がれるワイン、そんななかで変わったものは?といえば、それは私自身だと思いました。
 若い頃は、高いお店に行くこと自体を喜んでいました。それはどこか心の中で自慢できるという思いがあったのだと思います。
そして30代、TPOに合わせて料理やワインやお店の雰囲気を味わうことが楽しくなりました。
でも、どこか張りきり過ぎていたようです。

 そして今、素敵なおもてなしを自然に受け入れることでより喜びが深くなるように思いました。
とりたてて飾ることなく、気負うことなく、あくまでも自然体です。
そうすることで、まわりがよく見えてきます。
気持ちがリラックスできて余裕ができます。
そうなると、料理やワインを心から味わい深く楽しむことができます。また、会話もリズミカルになります。場の雰囲気にもしっくりと馴染んできます。

 「食べる楽しみ」とは、美味しいものを食べるというのではなく、その与えられた時間と空間と人を、どのように自分自身が彩っていくかということではないかと感じました。
 久しぶりの一軒家フレンチがそこに気づかせてくれました。
窓から見える夜空は、ほんの一瞬の間、花火で美しく彩られていました。

 今日も、よい一日をお過ごしください。

HOTひと息_lm

2022/08/24 11:49:28

ホッとひと息、Coffee Blake。
のぞみの車内です。

あっ、富士山が見えたー。
何だか、とっても得した気分です。
やっぱり富士山が見えると、嬉しい。

貴方に逢えると、もっと嬉しいな!

copyright © Amore Dolce All Right Reserved