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一陽来復

2022/12/22 10:14:04


拝啓 今年も残すところあとわずかとなりました。お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

今日は、冬至です。
一年で最も昼が短く、夜が長くなる日です。
これからだんだんと日が長くなっていきます。
朝起きたらまだ暗いので、だんだん日が長くなるといわれてもピンときませんが、明るい気持ちにはなれるような気がします。
古代は冬至が一年のはじまりだったそうです。

冬至といえば、柚子湯です。
この習慣は、冬至と湯治の語呂合わせからともいわれます。かつては一年のはじまりだった冬至に、柚子の香りや薬効で体を清める禊の意味があったといいます。
冬が旬の柚木は香りも強く、強い香りのもとには邪気が起こらないという考えもありました。また柚子は、実までに長い年月がかかるので、長年の苦労が実りますようにとの願いも込められています。

また、
冬至のことを「一陽来復」といいます。
「一陽来復」とは、この日を境に日が長くなると捉え、運気が上がっていく日といわれています。
冬が終わり春が来ること、新年が来ること、また悪いことが続いた後で幸運に向かうことで、陰の気がきわまって陽の気にかえることを意味します。
何かいいことがありそうです。

年末ジャンボ宝くじ発売終了の一日前です。
運気上昇の気にあやかり今日購入します。
ちょうど柚子をいただいたので、宝くじを手に柚子湯に入りながら「一陽来復」と唱えることにしましょう。
10億円なんていうこともあるかも?
ただネット購入なので現物がありません。
スマホをお風呂に持ち込まないといけません。

何かとご多用な毎日でしょうが、ご自愛ください。
                かしこ

鮑に片思い

2022/12/21 06:25:57


おはようございます。

先日、鉄板焼きのお店で鮑をいただきました。
シーフードはオマール海老と鮑のどちらかを選ぶコースでしたが、私は迷うことなく鮑を選びました。
刺身のコリコリとした食感もいいのですが、火を通した時の柔らかさはたまりません。
鮑ステーキ、蒸し鮑が大好きです。
なかなか大きいものには当たらないですが…。

「伊勢の海人 朝な夕なに 潜つぐ 鮑の片思いにして」という歌が万葉集にあります。
万葉集にも出てくるくらい、古くから日本人とは馴染みの深い鮑です。
縄文・弥生の貝塚からも出土し、女王卑弥呼も好んで食べていたといわれています。
蛤やあさりなど他の貝類が2枚の殻がぴたりと合わさった形なのに対して、鮑には殻が1枚しかないため「鮑の片思い」といわれています。

最近、日本近海で取れる鮑3種が絶滅危惧種に追加されました。その中には高級食材であるクロ鮑が入っています。
乱獲や海水温上昇、化学物質の汚染に伴う生殖能力の低下などが原因らしいです。
また、鮑が餌とする海藻の減少も影響しているといいます。

高嶺の花である鮑が減り、さらに高値になってしまうと、ますます鮑と巡り逢える機会がなくなってしまいます。そうなると、片思いすらもできないかもしれません。
それでも鮑が好きです。
お店の水槽にペタッとへばりついているのを見ると、ステーキにして食べたいなといつも思います。
やっぱり、鮑に片思いです。

今日も素敵な一日になりますように! 

鮭魚群

2022/12/20 06:53:07


おはようございます。

連日の寒さです。
各地では雪が降ったというニュースも耳にします。いよいよ本格的な冬の到来です。
冬の風物詩である鮭の遡上が見られる頃です。
大量の鮭が産卵のために生まれた川に戻ってくるというこの光景は、昔から神秘的なものとして捉えられていました。

「一番好きな魚は何?」と聞かれたら、「鮭」と答える人が圧倒的に多いくらい食卓ではお馴染みの魚です。
おにぎり屋さんでも、その店の人気No. 1は鮭おにぎりというところがほとんどです。
鮭は先史時代から冬の貴重な食糧とされ、和食の朝ごはんといえば、いつも鮭の塩焼きをイメージするほどです。

川で生まれ、雪解け水と一緒に海に出た鮭は、そのまま外洋で大きく育ち、産卵のために再び生まれ故郷の川に戻ってきます。
諸説ありますが、鮭は生まれた川のにおいを覚えているので、帰ってくることができるのだそうです。

お歳暮で新巻鮭をいただきました。
切り身がいっぱいあったので、ちょっと贅沢にアラではなく身で粕汁を作ることにしました。
鮭のちょうどよい塩加減、甘みある旬の大根、そして大吟醸の酒粕。
かなり贅沢な一品になりましたが、昔から伝わる冬の味わいに、心温まる思いでした。

今日も素敵な一日になりますように!

憧れ遊び

2022/12/19 08:13:00


おはようございます。

先日、新聞のテレビ番組欄に、「忠臣蔵 本日夕方7:00スタート」という広告を見つけました。
年末になると忠臣蔵が話題にのぼっていたような記憶がありますが、ここ数年はテレビで観ることもなかったように思います。
久しぶりに、忠臣蔵が観たくなりました。

忠臣蔵には、自分の命を賭してまでも忠義・忠誠心を貫く家臣たちの姿が描かれています。
ドラマを観ていると、もう少し融通を利かせればよいのにと思ってしまうこと多々あります。
それでも頑なまでに武骨者を貫き通し、まわりの者がその純朴に魅かれ、結末がわかっていても助力を惜しまないという哀しいシーンに心を打たれます。

そんな時、絶妙なタイミングで流れるのが主題歌です。ここぞという泣きのシーンに決まって堀内孝雄のドラマチックな歌声が聞こえてきます。
この「憧れ遊び」という主題歌を聞いて、泣かずにいられる人がどれだけいるでしょうか。
込み上げてくる切ない思いが胸に重くのしかかります。涙をこらえていると喉元に何かが詰まっているような違和感を覚えます。そしてメロディーが流れた途端に、それに呼応するかのように涙腺が緩み、涙と一緒にやるせない思いが溢れてきました。

この作品で重要な演出効果を担っているのが、主題歌だともいえるでしょう。
忠臣蔵は、最近では数年に一度くらいBSで再放送されるそうです。
激動の時代に翻弄されながらも、ひたむきに生きた人々の姿や運命からは、必ず大きな何かを感じられるはずです。
私も、かつては年末の風物詩であったドラマを久しぶりに観て、心動かされる素晴らしい体験をいたしました。

今日も素敵な一日になりますように!

忘年会はすなり

2022/12/18 08:38:27


おはようございます。

12月も半ばになると、あちこちで忘年会が行われています。お酒を飲んでほろ酔い気分の方々を、夜の街でよく見かけるようになりました。師走恒例のこの行事が、今年は少し戻ってきたようです。

忘年会とは読んで字の如く、今年の苦労を年内で忘れ、新しい年を新鮮な気持ちで迎えようというものです。
かくいう私も、12月に入ってから何度も苦労を忘れて新しい気持ちになっています。

年末のパーティーを年忘れと呼ぶのは、日本独特の風習のようです。
年末の風物詩となっている忘年会という言葉が最初に登場したのは、江戸中期の随筆集「古金物忘れ」に「忘年会はすなり」との記述があるそうです。
この随筆集が出版されたのは、1772年です。
ということは、忘年会は250年以上も日本の師走の歴史を飾ってきたことになります。

「忘年会」を大義名分として、次から次へと飲み会の予定が入ります。
無礼講で美味しいご馳走を食べながら盛り上がるのはいいのですが、そのツケが体にくるのが怖くなります。
今朝も二日酔いにめげずにジョギングしながら、ふと「贅肉」と「贅沢」の最初の漢字が同じであることに気づきました。

今日も素敵な一日になりますように!

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